炎の里の作家達

梅山窯

梅山窯
岩橋俊夫さん(副社長)

現存する砥部の窯では最古となる明治15年開窯。
130年を超えるキャリアを経て「他の70の窯とは等しくライバル関係にあるが、常にその代表という自負がある」と断言するのは、先達としての重責ゆえ。
いち早く海外での需要を増やし、全国に数多ある「やきもの」の中でも砥部焼ならではの個性を確立し、手作り手書きにこだわった実用工芸品という価値観を生み出しました。

「5000種類を超える梅山のデザインのほとんどが2~30000枚のデッサンを経て世に出されたものです。だからこそ60年を過ぎてもデザインを変えないでいられるし、常に新しく感じられる。」

その静かな自信が40名の職人たちが研鑽し紡ぎ出す器に込められます。