炎の里の作家達

陶房Kibi

陶房Kibi
梶原英佑さん

小学校卒業記念の焼き物体験で陶芸家を志し、迷いなくその道へ進んだ珍しいタイプ。
絶賛されたその手捻りの壷を今も大切にしています。

「その窯では毎年子供たちに陶芸の楽しさを教えてくれていて、焼き物だけでなくその生き方にも憧れを持ちました。今では私の所で体験を受け入れています。」

同じ専門学校でデザインを学んだ奥様の協力を得ながらの作品づくりですが、それらは一見すると一人の作家のものとは思えないほど、佇まいや風合いの違うものがほとんどで、釉薬等の無限の組合せを追求した結果だとか。

「自分が珈琲好きなのでカップを選ぶ人の思い入れが様々なのことがわかるし、植物も大好きだから植木鉢も多くて。」

あの日の少年のような眼差しで使い手の暮らしを思い浮かべています。