炎の里の作家達

STUDIO ECCO(スタジオエッコ)

STUDIO ECCO
中村智子さん(2010年~)

ECCOとは「ほら、ここにあった!」「探しものがみつかった!」といったニュアンスのイタリア語。
イタリア建築や美術への憧れから大学で陶芸を学び、自分らしさの表現地として砥部町を選んだ中村さん。

「唐草模様がカッコいいし、町のゆったりした雰囲気がとても好き。あ、ここだ!と思いました。」

若手の育成を目的とした「砥部焼陶芸塾」を経て、千山窯でつくり手としてデビュー。
端整な轆轤使いと細部まで気持ちが行き渡った製品作りに定評があり、器全体に甘く優しげなベールと、どこかしっとりとした質感を感じるのが特長。
「芸術よりも使ってもらって喜んでいただけるものづくりを心がけています」お食い初め用のオーダーをきっかけに、さらにお客様の声に寄り添い、贈られた方の表情やその暮らしを思い浮かべながら作る楽しさも発見したといいます。