炎の里の作家達

池本窯

池本窯
池本惣一さん

純度の高い磁土の色味や素朴で大胆な絵柄は先代から変わらない特長ですが、急逝した父親から直にその技術を引き継ぐ時間はそれほど長くはなかったそうです。

「手本となる先代の作品は全て目の前にあるので、ひたすらそこを目指していけばいい。コピーはできないが父がいないことでの迷いはない。」

二代目のいいところはお客様とのつながり(販路)があることで、作風や思いと同じように大切に継承していくもの。
3種の土をブレンドしたり、オーダーによるモチーフを増やしたりと、少しずつオリジナリティを加えています。

「李朝の作品が好きで、特に農民が手がけたようなイメージが理想的。」

いきいきとした暮らしが垣間見えるような作風に反映されています。